本当に一生モノ!買ってよかったハイブランドバッグ3選

どんな物でも買いすぎるのはキケンですが、一種の投資ともいえるほど、購入する価値があるハイブランドのバッグがあるのは事実です。どんな時代でも色褪せないベーシックなハイブランドバッグを一つ買うだけで、カジュアルなジーンズからフォーマルな服装にも合わせられるうえに、コーディネートを一気にアップグレードすることができるので、日々のスタイリングで一番使うバッグになること間違いなし!ハイブランドの名品バッグは、それ自体だけでもかわいく上品なので、他のアイテムがプチプラであっても高見えします。そこで本記事は、今買っても絶対に一生後悔しない、永遠の定番バッグを3つご紹介します!

ルイ・ヴィトンのスピーディ

女子なら誰もが知っている/見たことがあるルイ・ヴィトンの「スピーディ」は、傑作ハイブランドバッグのナンバーワンにランク入りしました!なんと発売から90年も経っているそうで、時代を超えて愛されるだけある非常に洗練された見た目です。1930年に新発売した時は、「エクスプレス」という商品名で発表されたそうで、当時スチーマートランクやハードサイドラゲージで有名だった同ブランドにとって、大胆な発想の転換となりました。初期モデルは、代表的なモノグラムキャンバスが使用され、ドクターバッグとダッフルのハイブリッドのようなシルエットで、30cmのソフトサイドのサッチェルでした。

トップファスナー、2本のロールハンドル、パイピング、ファスナーの引き手には、当時も今も変わらず、ルイ・ヴィトンのデザインの特徴であるイタリアンレザーバケッタ製法を用いています。その後、スピーディを複数個購入する女性や、気に入ったスタイルをカスタマイズする女性たちが現れ、年を追うごとにバリエーションが増えていったそうです。2011年には、スピーディに3本のストラップを加えた、クロスボディにもショルダーバッグにもなる「スピーディ バンドゥリエール」を発表しました。

エルメスのケリー

エルメスのバッグといえば、「バーキン」が一番有名ですが、実は「ケリー」はバーキンよりもずっと前から存在していました。ケリーは、1935年に現在の同ブランドのオーナー一族の一人であるロベール・デュマがデザインしたバッグです。同氏は、馬具の運搬用に販売していたサドルバッグ「サック・ア・クロア」を、婦人用バッグに改良しました。サドルバッグをまず台形にし、しっかりとした持ち手をつけ、フラップはプルストラップで残し、小さな南京錠と鍵がついたターンロックで閉じ、後にケリーとなるバッグを完成させたのです。

1954年、女優グレース・ケリーは映画『泥棒成金』の撮影中に、このバッグを手にしたそうです。1956年にモナコ公妃となった彼女が、パパラッチから妊娠中のお腹を隠すためにサック・ア・クロアを使って以降、世界中の女性たちがエルメスに電話をかけ、グレース・ケリーの写真に映ったバッグについて問い合わせました。その後「ケリー」と改名されたこのバッグは、今でもエルメスの不朽の定番モデルであり、フランスの一人の職人さんによって手作りされているそうです。

シャネルのマトラッセ

1955年2月、ガブリエル・シャネルがハンズフリーで使えるハンドバッグとして開発したもの。後にバッグの特徴となるキルティングレザーを使用し、長いメタルチェーンを吊り下げることで、女性が肩にかけたり、チェーンをひねって肘にかけたりすることができるようにしたそうです。

背面には小さなオープンポケット、前面にはターンロック式の留め具を備え、中にはワインレッドカラーの裏地、ジッパー付きの内ポケットなどがあしらわれました。ただし、留め具にシャネルの象徴的マークであるダブルCエンブレムを付けてブランディングに活用しようと考えた人物は、ファッション界の巨匠のカール・ラガーフェルドであり、1980年代になってからのことでした。